清水五条の木屋町にあるスタイリッシュな立ち食い蕎麦屋「suba すば」に行ってきました。Instagramでも話題の人気店に、年始の京都旅行で訪問したので食レポを記します。
店内には、箱形の無機質なカウンターがふたつ。陶製で金継ぎがされたそのカウンターは、滋賀県の陶芸家・橋本知成氏による作品だそうです。天板はたわんでいて、どんぶりを置くと傾いてしまうほど。皆、器用にバランスの取れる場所にどんぶりを置いて、汁がこぼれないように蕎麦を啜っていました。
外観は間口の広いサッシ戸がそのままで、内装は天井の梁や扉などもありのまま。内外装ともに、既存の建物を活かした無骨な造りです。
訪問したのは、1月3日(水)の夜、21時過ぎ。正月休み明けの営業日の初日でしたが、列もなくそのまま入ることができました。店内もそこまで混み合っておらず、我々を合わせて4組でした。
たらふく飲み食いした後に訪ねたので、2人で1つの注文でも良いか確認したら、全然OKとのことだったので「おろし蓮根」と角ハイボールを注文。残念ながら正月メニューの上3つは全て売り切れでした。
おろし蓮根そば、とても美味しかったです。見た目は地味ですが、味は格別。超おすすめです。
おろし蓮根の甘みが強く、麺と絡んで良し、出汁と飲んで良し。こんなに蓮根って美味しかったっけと感動するほどでした。
立ち食い蕎麦なので、皆、15分程度でサクッと食べて帰っていました。1杯1000円以下で値段も安いので、近所にあれば通ってしまいそうです。
うまさに感動した我々は、翌日の昼過ぎに再訪問。
1月4日(木)の14:30頃に行ったところ、5組ほど並んでいました。下北にいそうな30代前後の男女が並んでいました。キャリーケースを持った観光客もいて遠方から訪ねてくる人がいることがわかります。
私は、正月メニューの「紫山芋と生青海苔卵黄」を頼もうと思っていましたが、並んでいる途中で売り切れてしまいました。残念。
代わりに「バラ海苔花巻」を注文。関西うどん出汁の薄味で、あっという間に食べてしまいました。おろし蓮根は、ボリュームあるように感じましたが、海苔はサクッと食べ終わりました。
ワンカップとともに「京春菊天」を頼んだ友人は、腹一杯で苦しそうでした。満腹になる程食べて800円は、最高のコスパですね。
店を出る頃、15時過ぎには店外の列はなくなっていたので、夕方以降は、行列は途切れて並ばずに入れるようになるみたいです。
自家製麺立食い蕎麦屋
Standing soba restaurant
suba(すば)
営業時間:12:00 〜23:00
京都府京都市下京区木屋町通松原上ル美濃屋町182-10 GoogleMap
公式:instagram.com/subasoba/
食べログ:すば (suba)
店舗は、祇園四条と清水五条の間にあり、少し駅から遠いですが、人通りの少ない木屋町を歩くのも風情がありました。蕎麦も美味しく、昔ながらの文化と新しい風の両方を感じて、大満足でした。