スツールは、椅子の中でもいちばん用途が広い家具かもしれません。
座るだけでなく、サイドテーブルになったり、植物の台になったり、時には部屋のアクセントにもなる存在。
今回は、デザインも価格もキャラクターもまったく違う、Artek・IKEA・Art OF BLACKの3つのスツールを、実用目線で紹介します。
スツール60|Artek
フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトが1933年にデザインした、Artek(アルテック)のスツール60。90年以上前のデザインとは思えないほど、今のインテリアにもすっと馴染む完成度の高いデザインです。

Artekのスツールを特徴づけているのが、一本の無垢材を直角に曲げた、「L-レッグ」と呼ばれる脚の構造です。
無垢材に細かな切り込みを入れ、そこに薄い板を挟み込みながら圧着することで、木の繊維を壊さず、強度と美しさを両立したこの形が生まれています。
無駄を削ぎ落としたシンプルな3本脚は、どの角度から見ても美しく、椅子としてはもちろん、サイドテーブルや観葉植物の台としても活躍します。
重ねて使うことができるのも大きなポイント。使わないときはスタッキングして省スペースに収納できます。


また、使えば使うほど木の色味が少しずつ濃くなり、傷や艶も含めて“自分の家具”になっていく。経年変化そのものをデザインの一部として楽しめるのが、アルテックらしさだと感じます。
Artek Tokyo Store Stool 60
https://webstorejapan.artek.fi/collections/stools
46,200円〜
SCOPE(スコープ)
Artekのスツール60は定番品だけでなく、日本のインテリアショップ「SCOPE(スコープ)」が手がける別注カラーやスペシャルエディションも人気です。

スコープでは、通常のラインナップにないリノリウム素材を使ったカラー展開を多数揃え、オリーブやマッシュルーム、ペブルなど多彩な色でスツール60を楽しむことができます。定番よりも手頃な価格帯でもあるので、手軽に楽しむことができます。
scope(スコープ) – インテリア家具・雑貨のオンラインショップ
https://www.scope.ne.jp/
40,500円〜
DOMSTEN スツール|IKEA
IIKEA(イケア)のDOMSTEN(ドムステン)スツールは、Karin Mobringによってデザインされ、1973年にIKEAカタログで紹介されたロングセラーモデル。
とにかく実用性と価格のバランスが優秀。4,990円で手に入るのに、作りはしっかりしていて、日常使いには十分です。カラフルなスチール製の脚が特徴で、部屋に置くだけでほどよいアクセントになります。木製スツールにはないポップさがあり、ナチュラルな空間にあえて外しとして置くのも面白い存在です。


このスツールは数種類の色違いがあり、スタッキングも可能。使わないときは重ねて収納できるので、来客用に複数脚持っておいても場所を取りません。
値段もお手軽なので、濡れやすい観葉植物を上に置いたり、ベランダ用の簡易スツールとして使ったりと、「雑に使っても許される」のが最大の魅力。
気を遣わずに使い倒せる、まさに生活目線のスツールです。
IKEA DOMSTEN
https://www.ikea.com/jp/ja/p/domsten-stool-orange-pine-60560437/#content
4,990円〜
ラウンドスツール|Art OF BLACK
Art OF BLACKのスツールは、強度や衝撃に強い強化プラスチックで作られた実用性の高いプロダクト。ガラス繊維を配した強化プラスチック素材により、見た目よりもしっかりとした強さを持ちながら、驚くほど軽量なのが特徴です。


持ち運びがしやすく、テラスでのティータイムや部屋のコーナーでのサイドチェアとして、自由にシーンを選ばず活躍してくれます。さらにスタッキング仕様になっているため、使わないときは重ねてコンパクトに収納できるのも嬉しいポイント。
カラー展開も豊富で、ブラックやホワイトといった定番色に加えて、レッド、イエローなどポップなカラーもラインナップ。部屋のアクセントとしても存在感を放つので、シンプルな空間にさりげなく彩りを加えたいときにもぴったりです。
強化プラスチック ラウンドスツール
https://artofblack.net/items/68074e2c1b359a876781edac
¥4,950
同じスツールでも、Artekは「一生使う家具」、IKEAは「生活の道具」、Art OF BLACKは「空間のアクセント」。
どれが正解というより、どれを選ぶかで、その人の暮らし方が少し見えてくる気がします。
自分の部屋に合う一脚を探す時間そのものも、インテリアの楽しさのひとつかもしれません。
おわり。


