沖縄の伝統食器「やちむん」のおすすめ店５選！ 〜壺屋やちむん通りとやちむんの里を巡りました〜

やちむんは、沖縄の方言で「陶器」や「焼き物」を意味する言葉です。伝統的なデザインや新しいデザインまで沖縄の風土が生み出す伝統工芸です。

沖縄旅行でで可愛いやちむん食器を求めて店舗・工房を回ったのでおすすめのお店を紹介します。

やちむんの特徴

やちむんの代表的な色は、赤土色です。沖縄は赤土が豊富な土地で、この赤い土がやちむんに特有の温かみと風合いをもたらしています。

また、やちむんは自然な色調が多く、茶系や緑系、青系など自然の中でよく見られる色がよく使われ、沖縄の海や空を表現するために、青系の絵付けが施されたり、魚や波、海にまつわるモチーフが描かれることも多いです。

そんな、沖縄の歴史や文化を感じさせ、美しさと実用性を兼ね備えたやちむんを購入できる店舗をご紹介します。

　

　

やちむん通りとやちむんの里

やちむん店や工房が多く集まっており、いろんなやちむんを見比べて買い物しやすいのは「壺屋やちむん通り」と「やちむんの里」です。

壺屋やちむん通り

やちむん通りは、那覇市の牧志地区にあります。国際通りから徒歩10分ほどの場所にあり、観光客もアクセスがしやすいです。多くのやちむん店や工房が軒を連ね、ショッピングややちむん製作のデモンストレーションが楽しめます。

　

やちむんの里

やちむんの里は、那覇から車で1時間ほどの地域、読谷村にあります。自然に囲まれたエリアで、のどかな雰囲気が広がっています。こちらも多くのやちむん工房が点在し、伝統的な製法にこだわった作品が展示・販売されています。

　

私個人の意見ですが、洗練されたデザインの食器が好みで、選りすぐりの中から買い物したい人にはやちむん通りがおすすめ。いろんなデザインの中から自分の好みを見つけ出したい方には、やちむんの里がおすすめです。

　

　

Kamany｜カマニー（やちむん通り）

”時を味わう”をコンセプトに伝統を取り入れながら、生活に馴染むオシャレな作品を取り揃える壺屋焼窯元「育陶園」の直営店。やちむん通りの一番奥にあります。

▲沖縄の言葉でカミナリを意味する「KANNAI」と、バナナを意味する「BASANAI」。カミナリの鋭さ、バナナの葉脈の大らかさを、直線の組み合わせで彫刻されたデザインです。

▲手描きで一枚一枚の濃淡やデザインなど表情が異なる「円染付」と「青釉菊文」。青、緑、飴の壺屋焼の三原色といわれている釉薬の色わいは、沖縄らしいやちむんです。

　

私は、Kamanyでお茶碗を2つ購入しました。しっかりした厚みですが、軽くて持ち上げやすいので、使い勝手が良さそうです。

　

　

系列ブランドである「育陶園」や「guma guwa」も同じやちむん通りの中にあります。系列含めてお好みの食器をお探しください。

　

　

　

UTSUWA チャタロウ（やちむん通り）

やちむん通りの入り口付近にある、UTSUWA チャタロウ。同じくやちむん通りにある「ヤッチとムーン」と「うつわスカート」と姉妹店です。

いわゆる伝統的なデザインではなく、どちらかというとやちむんの色味や技法を生かした現代的なデザインのやちむんを販売しています。店舗は広く、食器に加えて琉球ガラスのグラスも販売しているのでじっくりと店内を楽しむことができます。

　

　

まらなた（やちむんの里）

「まらなた」は、読谷村にあるやちむんのセレクトショップ。店内も広く、幅広い種類のやちむんを取り揃えており、多くの人で賑わっていました。

▼スポイトで柔らかい土を絞り出して立体的な模様をつくる「イッチン」という技法を使ったやちむんも可愛いと思いました。

　

私は、まらなたでも2枚の角皿を購入しました。北欧食器とも和食器ともどちらとも相性の良さそうな色わいとデザインでお気に入りです。

　

　

陶芸宮城（やちむんの里）

やちむんの里にある、宮城三成さんの工房「陶芸宮城」。宮城さんのオリジナルデザインのやちむんが販売されています。

魚やイカ、カニなど独特なデザインなものが多くどれも個性的で可愛いですが、特に可愛いと思ったのがパイナップルのデザイン。南国感もあって同系色の色味で揃っているのがいい感じです。

　

看板猫もいて、猫の絵柄の食器も販売しておりました。個性的なデザインが好きな方におすすめです。

　

　

読谷山焼 北窯共同売店（やちむんの里）

やちむんの里の一番奥にある「読谷山焼 北窯共同売店」。松田共司さん、松田米司さん、宮城正享さん、與那原正守さんの4名の共同窯から窯出しされた陶器を取り扱う直売所です。

私はせっかくやちむんの里に行ったのにも関わらず行きそびれてしまって…後悔しています。

家で使いやすそうな古典模様の伝統的な作品が中心。次、沖縄に旅行に行くときは、必ず行きたいと思います！

　

　

以上です。

割とお値段が高くてたくさんは買えませんでしたが、いろんなやちむんショップを巡れて満足しました。せっかく買ったので料理作らないと〜！