東京都が主催する「プレコンセプションケア(TOKYOプレコンゼミと妊娠・出産前のヘルスチェック)」に申し込みました。
プレコンセプションケア(TOKYOプレコンゼミ)は、妊娠や性に関する正しい知識を身につけることを目的としており、独身・既婚問わず都内在住の18〜39歳が対象である東京都の取り組みです。
TOKYOプレコンゼミを受講すると、ブライダルチェック(妊娠検査)に対して、男女ともに上限3万円までの助成金が出ます。
助成対象の検査は、女性は、AMH検査(卵子の数を推測する血液検査)、甲状腺ホルモン検査、経膣超音波検査、女性ホルモン検査。
男性は、精液一般検査、精液精密検査(DFI検査)、男性ホルモン検査、精巣超音波検査です。
そのほか男女共通の検査項目として、血液検査や性感染症検査、風疹抗体検査などがあります。
東京都には、不妊検査や一般不妊治療(タイミング法や人工授精など)を対象とした5万円上限の助成金もありますが、これは婚姻関係もしくは事実婚である必要があるので、結婚前には使用できません。
私は33歳で結婚・妊娠に焦り始めていましたが、パートナーはいるものの、まだ法律婚も事実婚もしていないため、まずはできる検査から進めでみようと、TOKYOプレコンゼミに申し込みました。

申し込み
妊活検査の助成を受けるには「TOKYOプレコンゼミ」の受講が要件になります。
東京都のホームページを見るとちょうど、令和8年度のTOKYOプレコンゼミ 第2回(5月18日開催)の募集が始まっていたので早速申し込みました。
申込者多数の場合は抽選となる可能性があるという注意書きはありましたが、大丈夫でしょ〜と気軽に待っていたところ、申込から約一週間後、なんと「落選」の連絡がきました。
年齢的にいろんなことを次々と進めたいと焦っていたので、なんだか出鼻を挫かれたようでショックでした。ただクヨクヨしていても仕方ないので、落選してすぐに、第3回(5月30日開催)に申し込んだところ、第3回には無事当選しました。良かった。
どのくらいの抽選率なのかはわかりませんが、私以外にも落ちたとコメントしている人もいたので、倍率は思ったより高いようです。
TOKYOプレコンゼミ
5月13日(土)13:00〜15:00で、オンライン(Zoom)開催でした。受講者人数は約900人。
国立成育医療研究センターの医師による講義が行われます。
前半は、水戸先生からの説明。妊娠に必要な栄養素や、痩せすぎも肥満も不妊症を増加させること、胎児の中枢神経や臓器は妊娠4〜9週目(妊娠に気づくか気づかないかのうち)に完成することなど、妊娠に向けた基礎知識の説明がありました。
後半は、齊藤先生からの説明。今回助成金で受けられる検査の詳細が説明されました。女性ホルモンや男性ホルモンはどのように生成されるのか、子宮超音波検査、AMH検査の概要・正常値、また男性不妊の可能性や精液検査などの説明がありました。
そのなかで、何人子どもが欲しいかで何歳から妊活・不妊治療を始めるべきかが紹介されていました。
子1人の場合、自然妊娠は32歳、不妊治療は35歳。
子2人の場合、自然妊娠は27歳、不妊治療は31歳。
子3人の場合、自然妊娠は23歳、不妊治療は28歳。

この年齢に結構衝撃を受けました。2人必ず欲しい場合のリミットをとっくに過ぎてるんだ…と。
講座内容は、馴染みがないと小難しいですが、ゆくゆく検査を受けるにあたっては必要な知識なので、ちゃんと聞いた方が良いです。
私が受けた日は、参加者の民度が少し低かったようで、Zoomの全体チャットには何も書き込まないように言われたのに、2チャンのスレみたいに書き込む人がいて…それに反応する人たちも発生して…なんか荒れてました。それが気になって先生の話があまり入ってきませんでした。
まあでも無事受講完了。
受講後アンケートに答えると、5日以内に受講証が届くと案内があり、案内の通り6月4日にメールで届きました。
登録医療機関での検査申込
受講が終わったら登録医療機関の中から検査を申し込みをします。
私は自由が丘駅から徒歩すぐの「峯レディースクリニック」で受けることにしました。三軒茶屋駅や二子玉川駅のクリニックと悩みましたが、不妊治療などを継続して受けることも視野に入れて、将来的な住まいからのアクセスを踏まえて選びました!
峯レディースクリニックのブラダルチェックのサイトはこちら
https://www.mine-lc.jp/bridal.html
初回はWEB予約になっています。6月頭に確認しましたが、6月・7月の土曜日の予約はいっぱいでした。
月初に翌月の予約が開始するようで、7月頭まで待って8月末の予約を取りました。7月4日にサイトを見たら、8月29日(土)10:00の枠しか空いてなかったのでそれもギリギリでした。危なかった。
なんとか予約はできたものの予約待ちで3ヶ月もロスしてしまったので、早く受けたい方は受講日が決まった時点で検査は予約した方が良いと思います。
予約には受講IDなどは必要なく、検査当日に病院で見せるだけで良かったので、早めに検査の予約をしておくことをおすすめします。
オンライン問診
予約をするとオンライン問診がメールで届きました。
飲酒・喫煙習慣や生理周期、既往歴、風疹や麻疹のワクチン接種歴(母子手帳を見ないとわからない項目もあったので事前にご確認を)のほか、妊娠に対する意向、避妊してない場合はいつから解除してるかなど、数多くの問診に事前に答える必要があります。
カップル予約の場合は、パートナーも同じ予約IDで問診を受ける必要があります。男性の問診内容は把握できていませんが、女性よりは項目は少なそうでした。
検査当日
私は、カップル予約してパートナーと一緒に検査に行きました。検査は、待ち時間も含め2時間以上かかったので、時間には余裕を持っておいた方が良さそうです。
女性の検査ついて
検査当日、月経とかぶってしまいましたが、月経中しか受けられない検査もあるようなのでそのまま行きました。
受付で説明用紙を渡されます。まずは各検査項目の説明を読んで、どの検査を受けるかを選択します。




医師の診断を受ける前にカウンセラー相談があり、そこでどんな検査なのか、受けるべきかを相談することができました。用紙を見てわからない項目は、カウンセラーに相談しました。
結果、私が受けた検査項目は以下となります。
| 項目 | 助成対象・必須 | 留意事項 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 基本診察 ・問診・血圧検査 ・内診・超音波検査 | 対象・必須検査 | 3,850円 | |
| 尿検査 | 対象・必須検査 | 660円 | |
| 膣分泌培養検査 | ー | 3,300円 | 月経期以外に検査 |
| 淋菌検査 | 対象・選択可能検査 | 3,850円 | 月経期以外に検査 |
| 血液検査 ・貧血 ・腎機能 ・糖代謝検査 ・総蛋白 ・コレステロール | 対象・必須検査 ※血液一般検査、肝機能はプレカン助成対象外 | 2,090円 | |
| 女性ホルモン検査 ・卵胞刺激ホルモン ・黄体化ホルモン ・プロラクチン ・エストロゲン ・プロゲステロン | 対象・選択可能検査 | 12,100円 | 月経開始1〜5日目に検査 |
| AMH(抗ミュラー管ホルモン)測定 | 対象・選択可能検査 | 7,700円 | |
| 甲状腺ホルモン検査 | 対象・選択可能検査 | 4,950円 | |
| 性感染症検査 ・梅毒検査 ・HBs抗原検査 ・HCV抗体検査 ・HIV検査 ・クラミジア抗体検査 | 対象・選択可能検査 | 13,200円 | |
| 麻疹抗体検査 | 対象・必須検査 | 3,850円 | |
| 風疹抗体検査 | ー | 2,200円 | |
| 計57,750円 (助成対象 52,250円) |
3万円の助成金に対して27,750円も超えてしまいました。
検査、高いよ〜!!!
ここまでのカウンセラー面談までで、既に1時間は経過していたと思います。
その後、医師との診断。
医師から、診断は個人で受けますか?カップルで受けますか?と聞かれたので、パートナーと一緒に受けました。個人でも一緒でもどちらでも良いと思いますが、待ち時間に彼と、性感染症検査は片方が受ければわかるような気もするし、先生に一緒に相談したいねと話していたので、迷わず呼びました。
相手に対しての申し伝え事項とかも一緒に聞けたので私は一緒に受けて良かったです。
そこからは、また別々になり、私は「内診・超音波検査」に進みました。
子宮頸がんの検査は毎年受けていますが、子宮の超音波検査は初めて。エコーで子宮筋腫が1つあると診断を受けました。ただ1.2cmほどの小さいものだから今はまだ気にしなくていいとのこと。
医師による検査はそれで以上でした。
その後、血液検査(血液採取)をして、その日の検査は終了でした。
会計までで、2時間以上。長かかったです。
月経期以外に受診する必要がある「膣分泌検査」については、翌週予約を取りました。
翌週の検査は、尿検査も含めて30〜45分で終了。膣分泌検査は、綿棒で膣内の分泌物を軽く拭き取るだけなので、痛みも全くありませんでした。
男性の検査について
彼は、東京在住ではないので、東京都のプレコンシャルケアの助成対象ではありませんが、一緒に受けた方がその後もスムーズであろうと、同じ病院で検査を受けました。



彼が受けた検査は以下です。男性は精液検査が中心となります。
| 項目 | 助成対象・必須 | 金額 |
|---|---|---|
| 基本診断 ・問診・血圧検査 | 対象・必須 | 1,650円 |
| 淋菌検査 | 対象・選択可能検査 | 3,850円 |
| 精液検査 | 対象・選択可能検査 | 5,500円 |
| 精液精密検査(DFI検査) | 対象・選択可能検査 | 13,200円 |
| 男性ホルモン検査 | 対象・選択可能検査 | 8,800円 |
| 性感染症検査 ・梅毒検査 ・HBs抗原検査 ・HCV抗体検査 ・HIV検査 ・クラミジア抗体検査 | 対象・選択可能検査 | 13,200円 |
| 計46,200円 |
彼はプレコン必須検査をいくつか受けていませんが、それでも合計46,200円になりました。
男女ともに性感染症検査の値段が結構します。
住んでいる市町村によっては、無料でHIVや性感染症検査を匿名で受けることができます。事前に確認し、面倒でなければ、ブライダルチェックとは別で受けても良いかもしれません。
ただ、一例で世田谷区の検査を調べてみましたが、検査結果はその場で口頭でしか聞けないようなので、その後不妊治療でもし書類が必要などになると改めて受けないといけないかもしれません。
男性もカウンセラーによる相談後、医師の診断の順で進みます。
カウンセラー相談のときに、精液検査を自宅採精・院内採精どちらで行うかを選択できるようです。採精室の使用はひとり30分までのようなので、時間内に難しい方は自宅採精を選択する必要があります。
血液検査と尿検査をした後、院内採精を選択した方は、培養室(採精室)に案内されます。
採精室は、小さな部屋で椅子とパソコンだけがある部屋だそうです。パソコンでは、アダルトサイトのFANZAが見放題になっているようで、ここで射精して採取するとのことです。

ソファベッドみたいな椅子の病院もあるようですが、峯レディースクリニックは、背もたれが直角の椅子のようです。
診断結果(3週間後)
女性の検査結果は2週間後、男性の検査結果は3週間後に出るため、一緒に最初の検査から3週間後の9月19日(土)に結果を聞きに行きました。
検査結果としては、特段二人とも目立った異常はなし。
とりあえずは良かった!
ただ、ブライダルチェックは簡単な概要検査なので、卵管検査とかフーナーテストとか詳しい不妊検査でないとわからない不妊の原因もあるので、安心はできないですね。
避妊解除して半年経っても妊娠しない場合は、改めて、不妊検査のステップに進むようです。
年齢も年齢なので早く取り組んだ方がいいと思うので、次の検査も調べてみようと思います。
アンケート回答と助成金申請
最後は、アンケートの回答と助成金の申請をしました。申請には、3ヶ月以内の住民票と検査の領収証・明細書が必要となります。
加えて、電子署名をするために電子認証アプリ(マイナサイン)と登録したパスワード(英数字6〜16桁)が必要になります。私はこのパスワードがわからず、コンビニで再発行したりと少し時間がかかりましたが、なんとか申請完了。
長かったー!
申請の審査には約3ヶ月かかり、さらにその1ヶ月後に入金らしいので、助成金が振り込まれるのは年明けになりそうです。長いなあ。
5月に興味を持ってから申請までで5ヶ月かかりました。令和8年度の助成金の申請は年度内にしないといけないため、秋以降にゼミを受講する方は計画的な予約と申請をおすすめします。
おわり。

