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例える力とは|おもしろ例え集もまとめてみました

生活・趣味

例える力はコミュニケーションにおいて大事なスキル。例える力を身につければ、面白くもなれるし、説明も上手になるし、甘い言葉も囁けるようになるし、文章力もアップできます!!

さらに、言い換える力・発想を転換する力もあると、さらに柔軟で表現力のある人間になれる気がします。

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例える力・言い換える力

例えるためには、物事の本質をつかむことがまず大前提。そしてそれを抽象化したり具体化したりずらしたりと上下左右に思考を振りながら表現する力が必要です。

例える方法はいくつかあると思うので、粒度がまちまちですが思いつくまま書いてみました。

例える方法

慣用句を使う

慣用句は立派な例え表現。同じ言葉の繰り返しを避けたり、表現をマイルドにすることができます。

例えば、拍子抜けの返答ばかりな相手に対し、拍子抜けだったとそのまま表現するよりも「肩透かしを食らった」「暖簾に腕押し」「糠に釘」などの慣用句を使うと知性と教養を感じます。

よくある例えを枕詞に使う

誰もがわかる例えを枕詞につけることで、表現が豊かになって会話に華が咲きます。

例えば、熱いにつける枕詞だと「真夏の甲子園くらい」「出てきたばかりのアヒージョくらい」「付き合いたてのカップルくらい」など。それは熱いね〜とつい言いたくなりますよね。

例えで具体性を表現する

よくある例えと似てきますが、飾り的な例えではなく、具体性を伝えるためにも使えます。

例えば痛さ。「輪ゴムを弾かれるくらいの痛さ」と「油がはねたくらいの痛さ」と例えることで、痛さの違いがより明確に伝わります。

難しいことを噛み砕く

専門的なことを知識を持っていない相手に伝える場合にも、例えを使うことでイメージを共有することができます。教え上手な人やプレゼンが上手い人は、説明のなかに自然に例えを入れて説明しています。

先日、日本企業の年功序列制度で若者の士気が下がっているというプレゼンで、「年功序列の今の制度は、いわば、50キロ制限追越禁止の制度。やる気があっても前に進めない。それゆえゆっくり働こうとするマインドばかりが育ちます」という説明を聞いて、うまいこというな〜と感心しました。

シーン・イメージを想像させる

身内話を話すとき、シーンを丁寧に話さないと相手に伝わらないが、そんなときに例えを使うと伝わりやすいです。

例えば、自立性高いバリバリ営業マンの中に、全然働かない上司がいてみんなから文句を言われているという時に「ジュラシックパークの中にカピバラがいる感じ。すごく噛みつかれてる」と説明の方がわかりやすく伝わりませんか。そら噛み付かれるわ、という感じ。

 

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例えるための思考法

物事を例えるためには、本質を掴む→抽象化する→別の表現をするという3つのステップが必要です。

同時通訳の方が似たようなステップをしてる話を聞いたことがあります。日本語→英語とアウトプットでいうと2つの言語ですが、言語から言語に直接翻訳するのでは追いつかないため、その間に抽象化というステップを挟むそうです。

どれだけ頭の中で抽象化できるかが肝なのかもしれないです。

例える力を身につけるべく「たとえる力で人生は変わる」「たとえる技術」などいくつかの例え教本を読みましたが、その中で面白かったのが阿部広太郎さんの「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」です。

PRやライターなど言葉を扱う仕事をしている人には読んでもらいたいです。

 

ここからは例えをずらっと書いていきます。

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例え一覧集

定番の例え

人生・家族でよくある例え

・甘酸っぱい=初恋
・プロポーズ=味噌汁を毎日作ってほしい
・出産の痛み=鼻からスイカ
・トイレに行く=お花摘みに行く
・家での父親の存在=空気かATM
・浮気の言い訳=毎日カレー食べてたら飽きる

よくある例え

・優しい=バファリン
・早い=パブロン
・ボケを被せる=ボケが渋滞してる
・目がいい=マサイ族
・大きい=業務用
・依存させる=麻薬
・軽い=高級な羽毛布団
・熱い=真夏の甲子園、出てきたばかりのアヒージョ、付き合いたてのカップル

おもしろ例え

人をものに例える

・器が大きい=つるとんたんの器くらい
・仕事が早い=一発免停なるくらい
・心を読まれる=レントゲン撮られてるくらい
・ノリが悪い=ケア忘れた翌日の化粧ノリくらい
・キャラ濃い=カルロスゴーンの眉毛くらい濃い
・束縛激しい=セコム厳しい
・食べたらすぐ出る=ところてん
・切り替えが早い=エアコンのリモコンくらい
・冷たい=冬の便座くらい

ものを人に例える

・好き=助手席に置いてデートしたいくらい
・面白くない=仕事の話しかしない男くらい

主従/ポジネガを逆に例える

・パサパサしてる(水分取られる)=今治タオルくらい吸収力ある
・相談しても何もしない上司=デフューザー

よくある例え・とんちの効いた例え

・スケールが大きい=GAFAくらい
・弱い=電車で繋がるWi-Fi
・排他的=先斗町の店
・熱狂的=ジャニーズ語るジャニーズファン
・絶対なったらダメ=連帯保証人なるくらいダメ
・よくある勘違い=小野妹子を女だと思うくらい
・土俵が違う=武士と力士くらい違う
・タイピングがうるさい=打楽器くらい奏でる
・おまけ=カレーの福神漬けくらい
・年功序列制度=50キロ制限追い越し禁止の制度

シーンを想像させる例え

・強引=閉まり掛けのエレベーターに足を引っ掛けてくる人くらいの強引さ
・失礼=マクドでモスバーガー頼むくらい失礼
・無表情=違反者講習受けてるときくらい表情がない
・説明がくどい=コース料理のあとに巨大パフェ食べさせられた気持ち
・むず痒い=身内のポエムブログ見つけたときくらい恥ずかしい
・出口が見えない=闇バイトくらい抜け出せない、冬の朝の布団くらい出られない
・緊張感ある=白シャツでパスタ食べるくらいの緊張感
・開放感ある=期末テストが終わった日くらいの開放感
・外が涼しい=銀行入ったかと思うくらいの涼しさ
・咳が出る=死ぬ前の文豪くらいの咳が出る
・地味に手こずる=スーパーのレジ袋が開けられないくらいの悪戦苦闘

 

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一歩上の例え術

慣用句をアップグレードする

フットボールアワーの後藤もよく使っていますが、例えをアップグレードする(大袈裟にする)とより面白い表現にすることができます。

・動揺する→目が泳ぐ→目が遠泳する
・頭痛い→ロキソニンがいる→ロキソニンが6錠いる

ことば遊び・言い換えをする

慣用句を物理的な意味で捉え直すことでユニークにできます。噛み付く=恐竜、深掘り=スコップなど、実際に噛み付いたり掘ったりするわけではないですが、そう捉えると面白くできます。

・噛み付く人たちが多い=ジュラシックパーク
・話の深掘りをする=スコップ両手で掘ってくる
・荷が重い=ウーバーイーツのリュックくらい
・話の腰を折られる=話の腰折られすぎて寝たきりになる
・板挟み=挟むならせめて透明な板にして欲しい

 

言い換えを活用したPR企画

株式会社ヤッホーブルーイングのよなよなエールのPRで「先輩風壱号」という企画がありました。「先輩風を吹かせる」という言葉は実際に風が吹くわけではないですが、先輩風を実際に風で表現していました。

よなよなエール「先輩風壱号」|ノースショア株式会社

海外のおもしろ例え

イタリアは生ハムのことわざが多い

・目から生ハムが取れる:目からウロコが落ちる
・目に生ハムを貼る:見て見ぬ振り
・耳に生ハムを貼る:馬耳東風、聞き流す
・生ハムでのどをうるおす:火に油を注ぐ

さすがイタリアですよね!

英語ならではの表現

歩きスマホ
歩きスマホのことは、smartphone zombie(スマホゾンビ)というようです。派生してWalking Deadともいうようです。

Apple to Apple
Apple to Apple(アップルトゥアップル)は、同一条件の比較かどうか問うときに使います。ビジネスではよく出てくる言葉ですね。同一条件になってない時は、Apple to Orangeといいます。

猿でもわかる
XX for Ape、XX for dummiesと表現するみたいです。App for Apeなど日本語と一緒ですね。

zero-sum(ゼロサム)
一方の利益が他方の損失になり、合計はプラマイゼロになることをいいます。ゼロサムゲームなどと使います。

 

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印象に残っている例え

私の周りの友人や先輩などが使っていた印象に残っている例えをシーンとともに記していきたいと思います。

米の研ぎ汁

後輩に対して、自分のまとめた企画を渡してブラッシュアップするように指示したところ、企画の肝が削られて薄っぺい企画書になって戻ってきたそうです。それを「米を洗っておいてって渡したら研ぎ汁だけになって返ってきた、洗った米の方をくれ」と言っていました。

焼き芋食べる前にオナラ出ちゃう

話している途中で「うんうんうんうん」と食い気味に返事をする上司に対して、先輩が「返事食い気味だなー、焼き芋食べる前にオナラ出ちゃうくらい食い気味だよね」と言ってました。

相談しても何もしない上司

相談事や問題をはぐらかすばかりで何もしない上司について「会社ではその人、デフューザーと呼ばれてる」と友達が言っていて、いるいるデフューザー!となりました。

フルコース料理の後のパフェ

プレゼン資料で、施策を盛り込みすぎてすごく資料がモリモリになったときに「最後のこのページは、フルコース料理の後に、さらに巨大パフェ出てくるくらいくどいかも」と同僚の方が言ってきましたw

カレーの福神漬け

同じくプレゼン資料で、ストーリー上そこまで大事じゃない要素が目立ちすぎていたときに「これはカレーの福神漬けくらいのトーンにしましょうか」とパフェと同じ人が言っていました。食べ物に例えがちw

ビール瓶もう1本

会社の先輩が親知らずの話をしていて「親知らず1本抜いたら、歯医者さんに『もう1本いっときますか?』と言われて2本一気に抜いた」というエピソードに対して「ビール瓶みたいな感じでおかわりするやん」というツッコミで盛り上がりました。

強引な人

お隣の課長がうちの課長に対して「昨日休みの日に電話がかかってきて出たら『いま時間いい?』と言われて『今はちょっと…』と伝えたのに『3分だけ!』と言ってきてさ、、彼は、閉じかけのエレベータに足を挟む人くらい強引だよ」と言っていました。

台風の進路

Twitterで見ましたが、高校生が「いいよなぁ台風は、進路決まってて」と言っていて、進路という言葉の引っ掛け方が上手な例でした。

切り替え

『大豆田とわこと三人の元夫』でのワンシーン。仕事とプライベートでキャラクターが変わりすぎる小鳥遊(オダギリジョー)に対して「そんなエアコンみたいに、あったかいの冷たいのって切り替えできません」と言っていて、切り替え=リモコンか〜と関心。

透明感

カフェで出てきた、透明できれいなゼリーに対して友達が「すごい透明感、綾瀬はるかの肌くらいの透明感あるな」と例えていました。この友達は、きれいなものを女優で例えがちですw

イチョウを見て

イチョウが道いっぱいに落ちているのを見た先輩が「羽生結弦の演技後やん」って言っていて、プーさんwと思わずなりました。

成長しない人間

友達が、彼女と喧嘩してさいごに言われた言葉が「育ちもしない木に水はやらん」だったそうです。痺れる傷つく…

 

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いや〜、例える力は本当に大事だと思います。私も頑張って身につけるぞー!

以上です。随時更新します!

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