Googleアナリティクスの使い方メモ。
複数ページ(ディレクトリ)がある会社では、自分の担当する特定ページだけを抽出して分析が必要な場合もあると思います。
ただ私は、特定ページの集客(流入元)の集計方法がなかなかわからず困っていました。
ということで、今回は、一部のページ/ディレクトリの流入元を集計する方法を調べながらまとめました。外部流入と内部流入(サイト内の回遊)のそれぞれの測定方法です。
アクセス解析の基本用語
まずは基本用語を押さえておきましょう。
アクセス解析 基本用語
- ページビュー数(PV数)
- セッション数(訪問回数・訪問数)
- ユーザー数(訪問者数・UU数)
- ページ別訪問数・・・ページ単位での訪問回数
- 閲覧開始数・・・ランディングページになった回数
パラメータ設定を確認する
まず内部流入と外部流入を確認する場合にはパラメータ設定を確認する必要があります。私の会社では、外部リンクには「utmパラメータ」、内部リンクには「fromパラメータ」を付与するルールになっています。
パラメータ設定について詳しくはこちらも。
また、Googleアナリティクスには、ビュー設定がされており、「パラメータ付のビュー」と「パラメータ除外のビュー」を選択することができます。
おそらく多くの企業ではその設定になっていると思います。もしないならパラメータ有・無のビュー作成はしておきましょう。
内部流入・外部流入の確認方法
まずはパラメータ除外のビュー設定でみていきます。
外部流入数と内部流入数を確認する
・パラメータ除外のビュー設定
・行動→サイトコンテンツ→すべてのページ
・エクスプローラー
「すべてのページ」レポートの指標は、ページビュー数/ページ訪問数/平均ページ滞在時間/閲覧開始数/直帰率/離脱率/ページの価値の7つです。
外部流入数は、そのページがランディングページになった数なので閲覧開始数をみます。また、内部流入数はそれ以外なので、ページ別訪問数ー閲覧開始数となります。
- 外部流入数=閲覧開始数
- 内部流入数=ページ別訪問数ー閲覧開始数
また、外部流入比率は以下の式で計算できます。
- 外部流入比率=閲覧開始数÷ページ別訪問数
外部流入メディアを確認する
・パラメータ除外のビュー設定
・行動→サイトコンテンツ→すべてのページ
・エクスプローラー
セカンダリディメンションを「参照元/メディア」に設定すると、流入元を調べることができます。ここで「閲覧開始数」の行を見ることで、このページに直接流入(外部流入)してきた数を見ることができます。
内部流入元のページを確認する(参考)
・パラメータ除外のビュー設定
・行動→サイトコンテンツ→すべてのページ
・ナビゲーションサマリー
すべてのページの中から分析したい特定のページをクリックします。そして、タブをエクスプローラーからナビゲーションサマリーに変えます。
すると、閲覧開始数(外部流入)と前のページ(内部流入)の比率か表示され、どこから遷移してきたかもあわせて確認することができます。ただしページビュー数のみの確認となります。
内部流入/内部リンクを確認する
内部流入のページを見る方法は先に説明しましたが、1ページ内に複数のリンクがある場合、どのリンクからきたかを調べる必要がある場合は、ディレクトリから見る必要があります。
ここからはパラメータ付きのビューで見ていきます。
・パラメータ付きのビュー設定
・行動→サイトコンテンツ→ディレクトリ
確認したいディレクトリに設定し「from設定」を見て、どこからの流入かを集計します。
以上です。
ひとつで見れないので不便ですが、なんとか集計できることができました。おそらくこれが正しいはず。カスタムレポートを使えばもう少し楽に集計できるんですかね?
また、調べてまとめてみます。では!